第4回活動「関テクノハイランドや赤谷池周辺で木の実を見つけたり拾ったりしよう」

寒波到来の予報の中で運よく天候に恵まれ、午前9時より3年生以下の児童8名と講師等引率4名、そして途中参加の保護者親子でテクノハイランドと赤谷池を11時半までに無事巡ることができました。

9:00 受付,健康チェク、諸注意

9:15 テクノハイランド南公園出発

9:35 砂行1号古墳、ご無礼をお詫びして昇る

9:55 赤谷池、ウシモツゴ保護看板

10:15 烏帽子岩、見て確かめるだけで通過

10:20 防災調整池、歩道一面のドングリを拾う

10:25 テクノハイランド北公園でお話、休憩

11:00 南防災調整池一周、野鳥、松ぼっくり

11:25 文化財保護センター資料配付、解散

現地集合場所の関テクノハイランド南公園駐車場では配送トラックやダンプカーが行き来したりガスパイプラインの設置工事が行われたりする中を、順調に目的の場所へ移動し、そして随所で講師の八木和弘さんのお話を聴くことができました。

最初に砂行遺跡の発掘調査後に整備して残された「砂行1号古墳」に昇りました。

「どんな形?」 「円い形。」 「大昔のこの辺りの力のあった人のお墓だよ。」 「誰のお墓、名前は?」 「お墓だったら、あがってはいかんよ。」という会話が続きました。

大切な場所であることはおぼろげに理解できたようです。

次の赤谷池では、関市生活環境課の設置した啓発看板により、絶滅危惧種「ウシモツゴ」の保護増殖活動が下有知小学校、中組環境保全向上協議会、ウシモツゴを守る会によって行われていることを知りました。

「学校にいるはメダカ?」 「ウシモツゴはメダカより大きい?」 という疑問の声が学校の日常まで続くといいなと思いつつ、ドングリを拾いながら赤谷池を一周しました。

池の周囲にあった2,3個のオイル缶に張った氷に興味津々で、素手で氷をつかんで楽しんでいました。どうも、この缶の氷が、今回の一番印象深い出来事だったようです。

テクノハイランド西側の北防災調整池周囲の歩道一面にドングリが敷き詰めるように落ちていて、十分堪能して拾うことができました。

山林が工場敷地や道路になり、降った雨水が一気に流れ出さないようにするための池だという八木さんの説明に、「土砂災害」というつぶやきもありましたので、それなりに防災調整池の役割が実感できたようです。

そこで休憩してから南防災調整池へ移動し、周囲をドングリや松ぼっくりを見つけたり泳いでいるカモを数えたりして南公園駐車場へ戻りました。

解散する前に、各家庭で見ていただくように、関市文化財保護センターでいただいた 「いにしえの関、集落遺跡7選」 と 「関市弥勒寺史跡公園」 を配りました。

それは、テクノハイランド周辺は 「大平前遺跡」 「深橋前遺跡」 「榿ノ木洞遺跡」 「末洞遺跡」 「南青柳遺跡」 「砂行遺跡」という古代の遺跡が目白押しに発掘された地域であること、先月に山王山に登って見えた弥勒寺史跡と共に対岸の重竹遺跡も古代の重要な地域であることを、ぼんやりとでも理解してほしいと考えたからです。

2021.12.18(土)
下有知小学校放課後ふれあいクラブ
コーディネーター 松田 和彦