終戦70年目を迎え今年も来賓の皆さまに参加いただき戦没者遺族と共に39名で下有知の戦没者慰霊祭が下有知ふれあいセンターで行われました

無念にも戦場で壮烈な最期を遂げ還らざる人となった護国の英霊を思い偲び、関市遺族連合会下有知支部が戦没者慰霊祭を開催しました

下有知には日露戦争で戦死をした方々の忠魂碑が大正13年3月に下有知字御興屋地区に建之され、昭和10年以前は3月10日の陸軍記念日に村総出で盛大に記念式典が行われていました。 その後昭和49年に関シルバー人材センター前に移転し、第2次世界大戦で戦死された190柱も忠魂碑に入魂されています

慰霊の辞
本日下有知地区戦没者慰霊祭が行われるにあたり、下有知地区の代表として苛烈を極めた戦いの中で、祖国を思い、家族を案じつつ戦場に散り、戦禍に倒れ、遠い異郷の地で亡くなられた93名の方々に思いを馳せ、ここに心からご冥福をお祈りいたします。

第二次世界大戦終結から七十年が過ぎ去りましたが、今私達が恵まれた環境の中で暮らせられるのも御英霊の尊い犠牲が有ってのことです。

御霊は生まれ育った故郷を後に、家族を残し、お国の為にと召集に応じ、厳寒の地に、南国の孤島に、飢えに苦しみ、猛暑に耐え、病魔と闘い、悪戦苦闘し、最後の最後まで祖国の繁栄と家族の幸せを願いつつ、一命を捧げられました。

改めて、最愛の肉親を失われたご遺族皆様方のご心情をお察しするとき、一家の柱を失い 相次ぐ苦難に耐え、乗り越えられてこられましたそのご努力に、心から敬意を表します。

航空写真で下有知を見ると、緑が多くそこに黄金色の田畑が広がり清流の長良川と相まって実に美しい街です。

この平和で豊かな、そして安心して暮らせる下有知を次の世代に引き継いで行く事こそが、戦没者の犠牲に応える道であると思っています。

しかしながら、最近は世界各地で紛争やテロ行為が繰り返されており、一方我が国では戦争に加担するような動きが行われている事は残念な事と懸念しています。

結びに、戦没者の御霊がとこしえに安らかならん事をお祈りし、ご遺族の皆様のご平安を心からご祈念申しあげ式辞といたします。

平成27年3月21日
下有知区会
区長会長 高橋正次

戦没者慰霊祭来賓参加者
区長会長 高橋正次

関市会議員 山田菊雄

関市会議員 松田文男

関市会議員 山藤鉦彦

下有知修徳会連合会会長 松田幸彦

関市遺族連合会下有知支部事業
3月 戦没者慰霊祭

4月 忠魂碑清掃

8月 巡拝 靖国参拝

10月 岐阜県戦没者追悼式 靖国参拝秋の大祭

11月 関市戦没者追悼式

関市遺族連合会下有知支部役員
下有知支部会員数 63名(現在)

下有知支部長 松田 勝彦

下有知副支部長 山口 幸治

下有知副支部長 塚原 仁

下有知副支部会計 横山 武

下有知副支部監査 八代 紘司

2015年3月21日
下有知役員ふれあいまちづくり推進委員会
委員長 高橋正次(下有知区長会長)