〔 9名参加、保護者1名、安全管理員3名 〕
「重竹遺跡を知り、まが玉をつくろう」は、関市生涯学習課の出前講座を利用して文化財保護センターの伊藤所長さんに、出土品や勾玉づくりの用具を持って来ていただいて予定通り実施することができました。

8時半に出土品、用具をセンター会議室に搬入していただき、展示、作業場所を設定してもらいました。

受付後、わざわざ持ってきていただいた遺跡の出土品である土器の歴史や用途を、子ども達の考えを引き出しながら解説していただきました。下有知は大昔より人の住み着いた地域であることが、少しは実感できたようです。

次に主活動の勾玉作りセットのサンドペーパーの種類や使い分けを説明後、先ずは各自が思い描いた勾玉の形をマジックペンで滑石に描きました。

描いたら直ぐに荒いペーパーを桶の底に置いて、滑石を手にして勢いよく削り始めました。

各自の進展具合を確認しながら、注意して作業する部分を示すなどのアドバイスもあり、集中して取り組む力も加わり、荒削りは大変捗りました。

次の工程の曲がる内側は、鉛筆にサンドペーパーを巻き付け削るのですが、これは低学年児童にはやや難しかったです。

次に中仕上げのペーパーで全体に丸みをつけ、形が整った児童から所長さんの点検を受け、最終工程のバケツの中で水ペーパーで磨く作業に移り、各自が自分の力で磨き上げました。

終了時、大きな声で挨拶したり、自らすすんで片付け掃除したりする姿から満足できた喜びを感じました。

8:50 センター集合、受付
9:00 伊藤聡さんの重竹遺跡、発掘、遺物のお話

9:25 勾玉製作工程、サンドペーパーの扱い方の説明

輪郭を描き、大まかに荒削りを始める

10:00 削り出す形の修正の説明、休憩

10:15 サンドペーパーを丸め、曲がる内側を削る

10:40 全体にまるみをもたせる中仕上げに取り掛かる

11:00 水につけながら磨き、削り傷をとる

11:15 紐に通したあと、片付け、掃除

2023.08.19 (土)
下有知小学校放課後ふれあいクラブコーディネーター
松田 和彦